含み損とは?含み損が出たときの対処法と「塩漬け」の注意点

含み損とは?含み損が出たときの対処法と「塩漬け」の注意点 投資の基礎

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この記事でわかること

  • 含み損の意味と、実現損・含み益との違い
  • 含み損の計算方法と、回復に必要な上昇率
  • 含み損が出たときの5つの対処法
  • 「塩漬け」のリスクと税金の扱い

結論|含み損は「売らなければ確定しない」が、放置してよいとは限らない

含み損とは、保有している資産の評価額が、購入したときの金額を下回っている状態のことです。売却しない限り損失は確定せず、価格が戻れば解消する可能性もあります。ただし、必ず戻る保証はありません。長期・分散の積立投資なら慌てず継続、個別株なら投資した理由が崩れていないかを確認するのが基本です。


含み損とは?含み益・実現損との違い

用語意味
含み損保有中で、評価額が購入額を下回っている状態(まだ売っていない)
含み益保有中で、評価額が購入額を上回っている状態(まだ売っていない)
実現損(確定損)売却して、損失が確定した状態
実現益(確定益)売却して、利益が確定した状態

計算式は「現在の評価額 − 購入した金額」です。たとえば100万円で購入した投資信託の評価額が80万円になっていれば、含み損は20万円(−20%)です。


含み損から回復するには、どれだけの上昇が必要?

下落率が大きくなるほど、元に戻すために必要な上昇率は大きくなります。

下落率元の価格に戻るのに必要な上昇率
10%下落11.1%の上昇
20%下落25.0%の上昇
30%下落42.9%の上昇
50%下落100.0%の上昇

50%下落した場合は、元に戻るのに100%(2倍)の上昇が必要です。大きく下落した後は、回復に時間がかかる可能性があります。


含み損が出たときの5つの対処法

①慌てて売らない

値下がりに驚いて売却すると、損失が確定してしまいます。特に、長期・分散の積立投資では、一時的な下落で売らないことが基本です。

②下落の原因を確認する

市場全体の下落なのか、その銘柄固有の問題(業績悪化など)なのかを確認します。市場全体の下落なら、時間をかけて回復を待つ選択肢があります。

③積立は続ける

積立投資では、価格が下がると多くの口数を購入できます。継続することで平均購入単価が下がります(ドルコスト平均法は意味ない?で詳しく解説)。

④生活資金と切り離して考える

生活防衛資金を確保していれば、含み損の間も投資を続けられます。生活費が足りずに売却せざるを得ない状況を避けるため、生活防衛資金は先に確保しましょう。

⑤資産配分・集中度を見直す

1銘柄に大きく偏っていないか、リスクが自分の許容範囲を超えていないかを見直します。必要に応じて、分散を進めましょう。


「塩漬け」の注意点

塩漬けとは、含み損を抱えたまま、長期間売却せずに保有し続けることです。全世界株式のような分散された投資信託は、長期で回復する可能性がある一方、個別株では、業績が悪化して株価が戻らないケースもあります。塩漬けにしている間、その資金は他に使えず、機会損失になる面もあります。個別株を持つ場合は、売却の目安(投資した理由が崩れたとき、など)を決めておきましょう。


含み損と税金|損益通算と繰越控除

  • 含み損の間は税金に影響しない:売却して初めて損益が確定します。
  • 課税口座(特定口座など)で売却して損失が出た場合:同じ年の他の株式等の利益や配当と損益通算でき、引ききれない損失は、確定申告をすれば翌年以降3年間繰り越せます。
  • NISA口座の損失:他の口座の利益と損益通算できず、繰り越しもできません。詳しくはNISAで損益通算できない理由で解説しています。

含み損が出ても慌てず、長く続けるためには、手数料などのコストを抑えられる証券会社を選ぶことも大切です。証券会社は、取扱商品で選ぶのがポイントです。投資信託を積み立てたい方は松井証券(PR)、日本株・米国株を個別に売買したい方はDMM 株(PR)(投資信託・つみたて投資枠は対象外)など、目的に合う会社を比較しましょう。


よくある質問Q&A

Q1. 含み損には税金がかかりますか?

いいえ、含み損の状態では税金は関係しません。売却して損益が確定したときに、税金の計算が行われます。

Q2. 含み損はいつまで持っていてもいいですか?

期限はありません。ただし、個別株では業績次第で回復しない場合もあるため、投資した理由を定期的に確認しましょう。

Q3. 損切りはしたほうがいいですか?

長期の積立投資では、損切りは基本的に必要ありません。個別株や短期の取引では、あらかじめ損切りのルールを決めておく考え方があります。

Q4. 含み損が怖くて眠れません。どうすればいいですか?

投資額がご自身のリスク許容度を超えている可能性があります。無理のない金額に見直すことも選択肢です。


まとめ|含み損は、原因と自分のルールを確認しよう

  • 含み損は評価額が購入額を下回っている状態で、売らなければ確定しない
  • 下落率が大きいほど、回復に必要な上昇率は大きくなる
  • 長期の積立は継続、個別株は投資した理由を確認するのが基本
  • NISA口座の損失は損益通算できない

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※本記事は情報提供を目的としており、投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任のもとで行ってください。

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